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Roland Paris ー ピエロ、そしてグロテスク

本日は日本では珍しいお品をご紹介。

ドイツのアール・デコを代表するデザイナー、ローラント・パリス(Roland Paris)の作品です。グロテスク作家としても有名です。

 

まずこの作品を語るにあたってはピエロ、そしてグロテスクに対する理解が必要となります。なぜなら日本では両方とも間違った使われ方をしてしまっているからです。日本でピエロと呼ばれているものは、ほとんどがクラウンのことでピエロではありません。マクドナルドのキャラクターのドナルドみたいなのは典型的なクラウンです。お祭りなどにいるのもクラウンですね。ついでにジョーカーもピエロではありません(ジョーカーは有名なところでいえば映画『ダークナイト』にもでてきた道化師)。宮廷道化師にはジェスターもいます。ピエロは白塗りに白色の衣装を着るのが通例です。

そしてグロテスクですね。日本でただ単に気持ちの悪いみたいな感じで使われますが、これも全く異なります。グロテスクの奇妙さは滑稽といった意味をもち、その奇妙な滑稽さをもって自身の主張を訴えるところにあります。ただ単に気持ちが悪いようなものはグロテスクとは呼ばれません。グロテスクはドイツでアール・デコの時代に流行しました。

 

そしてこのピエロ像です。滑稽な恰好をしていないながら哀愁にあふれ、悲しみを感じさせる表現力豊かな人形です。ローラント・パリスらしい表情の作り方が見事です。

 

08:53 | comments(0) | -
 

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