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アンティークショップ11th Avenueへ

本物のマルセイユソープ

本日も生活雑貨のご紹介。

またアンティークではないのかと怒られそうですが、アンティークの石鹸を使うわけにはいかないのでお許し下さい。

 

当店がメインで取り扱うことに決めたのはFER a CHEVAL(フェール・ア・シュヴァル、フェール・シュバル)社のお品。

正直、マルセイユソープと聞いて、Fer a Chevalの名前が浮かぶ人は少ないと思います。この会社は良いものを製造しているにもかかわらず、あまり日本では知られていません。

 

以前もお話ししましたが、日本で出回っているマルセイユソープ(Savon de Marseille、サボン・ド・マルセイユ)はほとんどがマルセイユで作られていないものです。しかも何でもかんでもマルセイユソープとして売られています(正確に言えばSavon de Marseilleと他の石鹸をごっちゃにマルセイユソープと呼んでいる)。「Savon de Marseille」と名乗れるのは非常に限られています。

 

伝統的な Savon de Marseille(サボン・ド・マルセイユ、マルセイユソープ)を作っている会社は4社しかありません。

 

・Fer a Cheval

・Midi

・Mauris Fabre

・Serail

※上記の会社は様々な名前でブランド展開をしています。

 

その中でも有力なのがFer a ChevalとMauris Fabreです。そして現存最古の会社はFer a Chevalです(日本でも名の知れたRampal Latour(ランパル・ラトゥール)はFer a Chevalより歴史は古いですが1907年にマルセイユから離れています)。

マルセイユにはUPSM (Union des Professionnels du Savon de Marseille)という正統なマルセイユソープを守るための組合があります。Fer a Chevalもその設立にかかわり、中心メンバーとなっています。植物油を使用し、化学添加物や香料を使わない、5ステップの手法で大窯で作る、マルセイユ内にある、というのがルールです。これは香料や添加物をたっぷり使った石鹸会社が多く、それに対抗して伝統を守ろうとして生まれた団体です。

 

UPSMのSavon de Marseilleには以下のマークが付けられます。

UPSM

このマークがついているのが目安です。

UPSMの紹介ページ → https://www.savon-de-marseille-traditionnel.fr/Unis-autour-de-la-Savonnerie-Marseillaise_a20.html

 

ただ、もちろんマルセイユ以外にもsavon de Marseilleを作っている会社もありますが、あくまでも手法としてのマルセイユソープとなります。

 

Fer a Chevalのマルセイユソープは非常に良質です。

オリーブ脂肪酸をメインにココヤシ脂肪酸を使用しています。

 

マルセイユソープはもちろん植物性油脂が使用されていますが、重要なのはその内容ですのでチェックされると良いかもしれません。

 

 

【マルセイユソープ】

1370年にはその存在が確認できる非常に歴史の古い石鹸。ルイ14世が1688年に厳しい基準を法律化したことでも知られています。

植物油脂を使用し、動物油脂や添加物は一切使わないのが決まりです。具体的には植物油脂が72%以上であること、オリーブ、ココヤシ、パームなどの油脂です。また、ソーダと海水が必要です。そしてグリセリンも可です。製造には14日もかかります。品質を確かめるために味見をしたというほど、体に害のない石鹸です。

 

 

FER a CHEVALの1900年初頭の広告。1900年パリ万博で金賞を受賞しています。

fer ac cheval

 

【マルセイユソープのUPSMの付いたその他ブランド】

・Compagnnie du Savon de Marseille … FER a CHEVALとMidiによって生産管理されたブランド。

・Maitre Savon de Marseille … Midiによるブランド。

・La Corvette … Midiによるブランド。

 

【AFSM(Association des Fabricants de Savon de Marseille)との対立】

実はもう1つマルセイユソープの団体があります。それがAFSMです。これはロクシタンのLaboratoire M&Lなど11社が加盟しています。これらは香りなどを重視し、香料など添加物がある製品が多く、UPSMと対立傾向にあります。UPSMのメンバーは伝統を守り、真のマルセイユソープを作り続けるという信念で活動をしています。一方AFSMは一定の添加物や香料をマルセイユソープにも認め、現代に合わせた新しい形へ変えていく方向を国に求めています。

 

 

15:50 | comments(0) | -

1841年製のティーキャディースプーン

本日はイギリスの銀器のご紹介。

 

1つは持っていたいシルバー製のティーキャディースプーン。

今回はヴィクトリアン初期の1841年製のお品です。ヴィクトリアンですがスタイルはジョージアンの終わりから続く流れです。

薄手で軽く、ボウル部分が横長のデザインです。

 

ティーキャディースプーン

 

商品ぺージはこちら → 1841年製ティキャディースプーン【西洋アンティーク11th Avenue】

10:16 | comments(0) | -

英国1896年製の18金リング

本日は久々にジュエリーのご紹介。

 

イギリスの1896年製リングです。

ダイヤとルビーが使用されています。

 

アンティークのリング

 

商品ページはこちら → ダイヤとルビーの18金リング【西洋アンティーク11th Avenue】

07:56 | comments(0) | -

フランス、FER a CHEVAL社の日用雑貨

さて、先月ご紹介する予定でしたが遅れました。

 

輸入生活雑貨のご紹介です。

なぜアンティークショップなのに輸入生活雑貨や食品を扱うのか。

それはライフスタイル自体のご提案です。

良いアンティークを持っている、使っているにもかかわらず、それに合わせて使用している食品や生活雑貨は品質の悪いものでは仕方がありません。特に最近は節約傾向が強いので、気付かないうちに品質の悪いものを掴まされがちです。また、インテリアとしてもアンティークのものにはやはりヨーロッパのお品物が似合います。ということで、ライフスタイル自体をアンティークに合わせていくことを目標としております。

 

今回はフランスのFER a CHEVALの日用品のご紹介。

マルセイユソープのブランドです。

日本でもマルセイユソープは人気がありますが、実はマルセイユで作っているマルセイユソープは意外と少ないです。マルセイユソープは、その製法のことで、決められた製法で作ればマルセイユソープを名乗ってよいことになっています。ですが、こちらのブランドは本場のマルセイユのある会社で、1900年のパリ万博でも金賞を受賞しております。アンティークでも時々関連グッズがでてきますね。

 

商品ページはこちら → https://www.antique11.com/?mode=cate&cbid=2530442&csid=0&sort=n

 

 

15:22 | comments(0) | -

18世紀シレジア、失われたガラスの芸術

本日はガラスの名品をご紹介。

 

古ガラス好きな方ならだれもが憧れる18世紀シレジアのグラスです。

私もこのグラヴィールのお品を探すのに何年もかかってしまいました。

装飾がなかったり、控えめなのはありますが、このようなしっかりとしたグラヴィール、そして紋章が入っているのはなかなかありません。シレジアのグラスは1700年代後半には戦争で衰退してしまったので、期間的には短く、生産数も少ないためなかなか手に入りません。

シレジアのグラスは完璧に1点ものといってもよいかもしれません。

 

日本でもバブル期や90年代にはいくつか入っていましたが、今は正統派の古ガラスを扱う業者がほぼ壊滅し、絶滅危惧種(笑)となってしまったため、少しでも正統な古ガラスを広めていけたらよいですね。ついでに和骨董屋でよく舶来の古ガラスなどと異常な高価で売られていることが多いですが、ほとんどの場合たいして古くありませんし、箱なども合わせが多いのでご注意を(中には真正なものもありますが)。

 

シレジア グラス

 

商品ページはこちら → シレジア 紋章入バロックグラス 【西洋アンティーク11th Avenue】

08:39 | comments(0) | -